下肢静脈瘤の診断・治療|大阪府門真市の今村血管外科クリニック│下肢静脈瘤の日帰り手術・レーザー治療

時間 日・祝
9:00〜12:00
13:00〜16:00
処置・手術
17:00〜19:00
受付時間:午前11:30まで、午後18:30まで
▲土曜日第2、第4は休診です。
休診日:水曜日午後、土曜日午後、日曜日、祝日

予約診療となっております

FAX:072-800-7202

〒571-0062 大阪府門真市宮野町3-23 メリックビル1階

  • 電話
  • メニュー

診断方法について

イメージ画像

当院では視診、触診に加えて最新の超音波診断装置を用いて診断を行っています。
痛みはなく、10分程度の簡単な検査で行うことができます。
下肢静脈瘤の好発部位である大・小伏在静脈の静脈弁機能不全、静脈の拡張がないか調べます。目立った下肢静脈瘤がない場合でもエコー検査で下肢静脈の異常が見つかる場合があります。特に“ふくらはぎ側”(小伏在静脈領域)の静脈瘤では硬い筋膜の下に隠れている場合が多く悪くなってから発見されることがよく見られます。

治療法について

下肢静脈瘤の治療を大まかに分けると、弾性ストッキング着用などにより症状を緩和する保存的治療と従来から行われている静脈抜去切除術、また新しいい治療法である血管内焼灼術などの外科的治療に分けられます。

保存的治療(医療用弾性ストッキングによる圧迫治療)

イメージ画像

外科的な治療が嫌な患者さんは圧迫治療用の弾性ストッキングを着用していただき、圧迫による保存的、対症療法(症状に対する治療)を行います。医療用のストッキングは静脈を圧迫するための適度な圧に調整されているため圧迫による血のめぐりが悪くなったりすることはありません。

外科的治療(日帰り手術)

1血管内焼灼術(レーザーあるいは高周波を使用)保険診療で受けられる最新の治療法

カテーテルからレーザー光線を照射して行う①レーザー治療と②高周波カテ―テルを用いて行う方法があります。

1静脈瘤に対するレーザー治療 (ELVeS 1470 / Endotherme1470)
イメージ画像

レーザー光線による加熱凝固作用で加療を行います。 カテーテルを通してレーザーファイバーを静脈内に留置し、カテーテルの先端からレーザー光線を放射状に照射して加療を行います。

2高周波カテーテルによる治療 (Closure fast)
イメージ画像

高周波カテーテルにより加熱し静脈を焼灼します。最新式レーザー機器と同等の効果が得られ、麻酔方法、手術時間、手術後の合併症に差は認められません。 カテーテルがやや長く膝裏の静脈瘤に対しては加療できない場合があります。

2静脈抜去切除術
イメージ画像

静脈抜去切除術は下肢静脈瘤に対して昔から行われている標準的な治療です。
以前は腰椎麻酔などで行われ入院が必要でしたが、近年、低濃度大量麻酔薬による局所麻酔下での手術が主流となり、日帰り手術が安全に行えるようになりました。
当院での標準治療はソ径部、膝下で静脈切開を行い大伏在静脈にワイヤーを通して内翻法で抜き去ります。低濃度大量麻酔の使用により従来よりも痛み、皮下出血が少なく安全に行えるようになりました。
レーザー治療に比べて皮下血腫などを認めることがありますが、特に大きな問題ではありません。
術後経過はレーザー治療とほぼ同じで日帰り手術が十分に可能です。

3高位結紮術

静脈瘤の程度が軽い場合には高位結紮術での加療となります。
大伏在静脈あるいは小伏在静脈と深部静脈の合流部を露出して静脈を結紮した後に切離します。
手術は局所麻酔で行われ、2-3cmの切開創で手術時間は約20-30分です。

4硬化療法

軽度の静脈瘤、レーザー治療、抜去術などの術後に残存した静脈瘤に対して硬化療法を行います。
ポリドカスクレロールと呼ばれる硬化剤を目的とする静脈瘤に注射して炎症をおこして静脈内腔を閉塞させます。
注射の後はしばらく圧迫療法を併用します。

ページトップへ