下肢静脈瘤の治療を大まかに分けると、弾性ストッキング着用などにより症状を緩和する保存的治療と従来から行われている静脈抜去切除術、また新しいい治療法である血管内焼灼術などの外科的治療に分けられます。
保存的治療(医療用弾性ストッキングによる圧迫治療)
外科的治療(日帰り手術)
1血管内焼灼術(レーザーあるいは高周波を使用)保険診療で受けられる最新の治療法
カテーテルからレーザー光線を照射して行う①レーザー治療と②高周波カテ―テルを用いて行う方法があります。
1静脈瘤に対するレーザー治療 (ELVeS 1470 / Endotherme1470)
2高周波カテーテルによる治療 (Closure fast)
2静脈抜去切除術
3高位結紮術
静脈瘤の程度が軽い場合には高位結紮術での加療となります。
大伏在静脈あるいは小伏在静脈と深部静脈の合流部を露出して静脈を結紮した後に切離します。
手術は局所麻酔で行われ、2-3cmの切開創で手術時間は約20-30分です。
4硬化療法
軽度の静脈瘤、レーザー治療、抜去術などの術後に残存した静脈瘤に対して硬化療法を行います。
ポリドカスクレロールと呼ばれる硬化剤を目的とする静脈瘤に注射して炎症をおこして静脈内腔を閉塞させます。
注射の後はしばらく圧迫療法を併用します。